私達の系図

私達の教授する技術の出所を系譜形式で辿ります

Standard Danceの系図

最初は私達の英国での師匠の師匠、つまり校長にとっては、祖父にあたる師匠筋の御紹介です。

祖父筋 レン・スクリブナー

校長の留学時にはもう、他界なされておりましたが、兄弟弟子筋からそのグレートな噂話は聞いております。

写真からも、その神魂の技術の現代に通ずる確かさが見て取れます。

 

続いては校長の現役時代の師匠を御紹介しましょう。

親筋 ソニー・ビニック

今はもう他界なされていますが、御存命中は「お前(の踊り)は今の日本のチャンピオンよりも、より英国的だ」と、英国の踏風に憧れていたその頃の校長に、最高の褒め言葉をかけていただき、可愛がっていただきました。

また英国BDFのボスとして、長い間君臨なされていました。

パートナーを人型と仮想して、自分の人型に貼り付けて踊るその踏風は、競技会においては絶対の強みがありました。

 自分の中の神の分け御魂に、相手の魂を導く手法が、この先生の真骨頂でした。

 

 

次に、もう一人の師匠を御紹介します。

親筋 ピーター・エグルトン

主に引退後にお世話になった師匠です。

天才マーカス・ヒルトンのメインコーチャーでもあった先生は、英国のサウスハンプトンの田舎に住まわれ、毎日ギルドフォードまで出張して教えていらっしゃいました。

パートナーであったブレンダさんは他界なされていらっしゃいましたが、その後パメラさんという米国女性と結婚し、フロリダの別荘との間を行き来していらっしゃいます。

この師匠の発想は突飛で又、とても研究熱心。

ソニー師匠が私のソフトを作り、ピーター師匠がそれにハードを加えたというところです。

この先生の教えは難しく、時の世界ファイナリストが頭を抱えていたのを思い出します。

校長の私にとっては、まさに「宝の山」でしたが、あまり技術を盗むので警戒されてしまい、元を去ることになりました。

耳を使って体のサイドでパートナーの中心軸を連れていく手法は独特でした。

それは私の魂を、神の魂へと導いてくれる手法でした。

兄弟子筋 ハンス・ラクソン

世界的ダンス企業「クリスアン」の創設者でもある彼は、英国人と他国の人間との常識の違いを前提に、よりワールドな視点から、ダンスを科学し伝えてくれたコーチャーです。(ただし彼にとってのワールドとは欧米世界のみを意味していたのは、アジア人の私には残念でしたが)

私に「お前の神は何だ?」「釈迦か?」と、ダンスにおける宗教観の重要性を認識させるきっかけを作ってくれた、有り難い兄弟子でした。

その後、私は彼らキリスト教の民に負けない地球規模の宗教観の獲得の為に、密教修行の世界に飛び込んだのでした。

 彼の教えは、分け御魂同士が踊る、最新の踊りでした。

 

 

Latin Danceの系図

祖父筋

ウオルター・レアード

ラテンダンス界の大御所中の大御所で、あの天才・バーンズをして「ウオルター・レアード師が亡くなったら、私も生きていない」と、言ったとか。

もう、お亡くなりになりましたが、生存中は私もレッスンを受けたことがありますが、多少縁遠い存在でもありました。リードの天才とでも御紹介しておけば良いのでしょうか、、、?

私の師匠の師匠です。

まさしく魂のラテンでした。

 

親筋

エスパン・サルバーグ

ラテンダンス界の大御所、故ウオルター・レアード氏の三大チャンピオン弟子の内の一人。

私が師事していた頃は、故郷のオスロに居を構えて教えていましたが、「彼」を求めて、現在はイタリアに住んでいるとのこと。

音楽大学の学士号を持つ師は、その知識と感性を生かして、それまでよりリズム変化に富む振り付けを、アナログ世界で究極に展開し、現在はラテンダンス界の大御所として君臨しています。

 其の御魂と分け御魂のコラボは、現在でも他の追随を許していません。

親筋

マイケル・ステリアノス

もう一人の三大弟子の一人である、ギリシャ生まれの師は、ボディ・ダンシングでなく、手首から先のリードが抜群。

ドニー・バーンズのジャズアクションと、ウオルター・レアードのリードの世界を理解するのに、とても役立ちました。

 分け御魂で相手の御魂をリードする手法は、彼の得意でした。

 

兄弟子筋

コリン・ジェームス

デジタル音楽の振り付けの草分けたる師は、CDの隆盛と共に、人気振り付け師として脚光を浴びました。

またハンスと共同研究した10ダンスの世界での近代理論を確立し、共に世界ファイナリストを誕生させ、トップコーチャーの地位を確立させたのです。

 分け御魂と分け御魂とが踊りあう世界は、彼の開発に寄るものです。